セカンドオピニオン

ゼニタ治療院に25年以上前から来て下さっている患者さんのお母さんが、3か月前から急に歩けなくなりました。そこで現在、毎週1回朝7時に、トライデントの勤務前に訪問治療を行っています。

きっかけは、町内の溝掃除をしているときに、急に立てなくなってしまった、とのことでした。もともと円背が強く、骨粗鬆症があることは間違いないと思います。その時、近所の整形外科及び愛知医大にも診察に行ったのですが、腰のレントゲンだけを撮って腰部変形性脊椎症だから家で休んでいるしかない、と言われました。

でも、本人の痛みはいっこうに変わりません。その痛みに対して私が触診すると、右股関節後面転子間稜あたりと膝の圧痛が著明です。動作時の痛みは、立位時の方向変換のときに痛みを訴えます。現在の日常生活においては、正座可能で歩行器およびつたい歩きでの移動も可能なのです。このことがまた、今日のブログの続きを読めばわかる予想もしない結果をもたらした原因となったのですが・・・。

右股関節に対して、私の方で更に詳しい医学的評価をしました。右股関節屈曲80度、外内旋10度、膝は完全屈曲可、右足背部に浮腫あり、パトリックテスト(+)でクリック音あり、右下肢全体の筋萎縮がみられます。仰臥位(あおむけ)で両下肢完全伸展位にして股関節を回旋すると、クリック音と股関節の不安定性があるのです。以上の評価結果から考えるとどうも怪しかったので、近所の整形外科にもう一度行って、無理にでも股関節の写真をとってもらいに行くようにお願いしました。

その結果、なんと右大腿骨頚部が骨折していたのです。それも、骨折後3年以上経過しているものでした。本人は、今まで3年前に自転車で転倒したことがあって、その時に右肩を骨折し保存的に回復したのですが、ひょっとしたらその時に大腿骨も同時に骨折していた可能性が考えられます。近所の整形外科医の所見では、大腿骨の治癒についてはこれ以上の回復は望めないので、手術しないで保存的にこのまま様子観察をした方がよい、とのことでした。

そこで本日セカンドオピニオンとして、名古屋第二赤十字病院整形外科の懇意にしている先生のところへ行って、レントゲンを持って今後の治療方針についてご相談に伺いました。レントゲン所見は、先日の整形外科医と同じでした。

更に今後の方向性として、
 ̄嘘犬醗狃未靴紳臑楾頭が骨癒合し安定した状態になっているので、これ以上進行もしないし痛みもないと考える。
⊆蟒僂鬚靴討癲現在の同じレベルまでの回復しか望めないので、今後は積極的にリハビリを行った方が良いし、痛みがある場合は鍼治療をどんどん行って良い。
リハビリについて特に、右下肢全体の筋力をつけて立位および歩行時に支えられる力をつけるプログラムが適切であると考える。また、右股関節に対して、過度の関節可動域エクササイズは辞めた方が良い。

との詳細なアドバイスをいただきました。

先生のお陰で、私が今後行うべき治療目標およびプログラムが明確になりました。私の周りには、信頼できる各診療科の医師やコメディカルの専門家の方々が、名古屋を中心にして愛知県だけでなく全国にいっぱいいます。今後も、私の財産でさる、周囲の医師およびコメディカルの方々に相談しながら、私の担当する患者さまに最善の治療を提供し続けたいと考えております。



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